豆苗の水耕栽培専用プランターです。ザル付きで水を交換するのが楽チンです。育てて食べられる豆苗の栽培に挑戦してみませんか。
豆苗にハイポネックスを与えてみました

一度食べ終わった豆苗をもう一回再生できる豆苗プランター。豆苗を再生すると1つの豆苗を何回も食べられてお得ですが、豆苗が育つ様子を観察するのもとても楽しくその点でもおすすめです。
豆苗プランターを使った水耕栽培を行う時は液体肥料のハイポネックスを与えると植物の生育が良くなりますが、豆苗の再生栽培を行う時にもハイポネックスをを与えたら生育が良くなるのではないかと考えました。そこで実際に豆苗の再生栽培時にハイポネックスを与えてみましたので、その結果をご紹介します。
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今回使用した商品
豆苗プランターを使った水耕栽培でも、プランターや鉢での土植えでも使える便利な液体肥料です。今回はこれを約2000倍に薄めたものを豆苗に与えました。
目次
豆苗を準備する
豆苗プランターで水耕栽培をする時に大活躍してくれたハイポネックス原液。土を使わない水耕栽培で植物に栄養を与えるのに欠かせません。

私が豆苗プランターを使って水耕栽培にチャレンジしていた時はお世話になりっ放しでした。その時の記録はこちらになります。
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私がルッコラやベビーリーフを育てた時にはこのハイポネックス原液を欠かさず与えていましたが、豆苗にもこれを与えたらより大きく成長してくれるんじゃないか? と考えました。
そこで今回は同じ豆苗に対して片方はハイポネックス原液を与えて育て、もう片方は水だけで育ててその差を比較してみる事にしました。
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という訳で早速豆苗を準備しました。最近野菜の値段が高くなっている中で、豆苗はあまり値段が変わらないので大変ありがたいです…

これを早速サラダにして食べました。食べ終わった後の豆苗はこんな感じです。まだ脇芽が多く残っていていい感じに再生してくれそうです。

今回ハイポネックスを与えたものと与えてないものの差が良く分かるように、1束の豆苗を2つに分けて育てる事にしました。はさみで豆苗を2つに切り分けます。

そして片方の豆苗プランターには印を付けて…

印を付けた方の豆苗プランターにだけハイポネックス原液を与えます。

豆苗プランターに入れる水の量は約150mlにしました。このくらいだと根の部分だけが水に浸かる形になるため、これがおそらく最適な水の量だと思われます。豆の部分まで水に浸けてしまうと葉の部分が十分育つ前に豆の部分が腐ってしまう可能性があるので、水の入れすぎには注意します。
ハイポネックス原液は2滴入れる事にしました。1滴は約0.05ml程度らしいので、約2,000倍に薄めている計算になります。少し薄い気もしますが、あまり濃くすると肥料焼けを起こしそうなのでこの濃度にしました。

最終的にこんな感じで豆苗を準備しました。豆苗再生栽培のスタートです! 果たしてハイポネックスのあるなしで成長度合いに差は出るのでしょうか?
1回目の再生栽培の様子
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豆苗は豆の部分の栄養を使って成長しているそうです。という事は豆苗再生1回目の時点ではまだ豆の部分に十分な栄養が残っていると考えられるため、ハイポネックスのあるなしで生育にあまり差は出ないと私は予想しました。実際にどうなったかを見ていきます。
再生栽培1日目

向かって左側がハイポネックスを与えている豆苗、右側が水だけを与えている豆苗です。この時点ではまったく差がありません。
再生栽培4日目

この時期は暖かかったおかげかハイポネックスありの方も水だけの方も順調に成長しています。

こちらはハイポネックス原液を与えている豆苗の様子。

こちらは水だけを与えている豆苗の様子。現在の所ハイポネックスのあるなしで生育に大きな差は出ていない状況です。
再生栽培7日目
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再生栽培を始めて1週間、食べられるサイズまで成長しました!左側のハイポネックスを与えた方に1本長い茎がありますが、多分これはたまたま大きい脇芽が残っていてそれが成長したものと思われます。


アップで写真を撮るとこんな感じで、ハイポネックスのあるなしで生育に大きな差は感じられません。

どちらの株も根が力強く成長しています。痛んだりカビが生えたりといった様子もなく、まだまだ再生できそうな感じです。1回目の再生はこの日で終了、豆苗を収穫して食べました。
ちなみに私は1回目の再生した豆苗が好みです。適度に青臭さが和らいでいて、触感も柔らかくて売っている状態のものよりもむしろ美味しいと思うのですが、皆さんはどう思われますか?
豆苗再生栽培1回目のまとめ
1回目の豆苗再生ではハイポネックスのあるなしは生育にあまり影響を与えない。肥料が無くても良く育つ!
2回目の再生栽培の様子
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1回目の再生栽培では予想通りハイポネックスのあるなしで生育にあまり差は付きませんでしたが、成長するのに豆の部分に蓄えた栄養をかなり使ったと思われるので、2回目の再生栽培ではハイポネックスのあるなしが生育に影響するのではないかと予想しました。果たして結果はどうだったのでしょうか?
再生栽培8日目

この日から2回目の再生栽培を始めました。1回目に比べると脇芽の数も大分減り再生に時間がかかりそうな感じですが、株が痛んでいる感じは無いのでまたきっと再生してくれると思います。


上から見るとこんな感じです。
再生栽培10日目

やはり1回目の再生栽培に比べると成長に時間がかかっている感じがします。とはいえ順調に成長しています。まだハイポネックスのあるなしで差はあまりないようです。
再生栽培15日目
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この辺りからご覧の通り、ハイポネックスのあるなしで生育状況に差が出始めて来ました。

上から見るとこんな感じで、ハイポネックスありの方がひとまわり大きいというか、勢いのある芽が多い印象です。

ハイポネックスを与えている方の株にはこんなに長い茎が出て来ました。しかし食べるには株全体のボリュームが少し足りない気がしたので、もう少し育てる事にします。
再生栽培17日目


さらに生育状況に差が出て、ハイポネックスありの株が明らかに大きくなっています!

ハイポネックスを与えている方の株をアップで撮影したらこんな感じで、茎や葉のボリュームがすごい!

水のみの方の株もそれなりに成長していますが、ハイポネックスを与えている株に比べると明らかに小さいです。

十分に育った…というか正直育ちすぎた感があるのですが、この日で2回目の再生栽培は終了、豆苗を収穫しました。
この後実際に豆苗を食べてみたのですが茎が硬くなってしまって食感が悪く、正直もっと早く収穫すれば良かったと思いました。この大きさまで育ててしまうとダメですね、15日目くらいが食べごろだったのかもしれないです。
豆苗再生栽培2回目のまとめ
2回目の豆苗再生ではハイポネックスのあるなしで生育に差が出る。肥料が無くても育つが、ハイポネックスを与える事でより大きく育てる事ができる!
3回目の再生栽培の様子
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2回目の再生栽培ではハイポネックスのあるなしで生育状況に差が付いたので、3回目の再生栽培ではさらに差が付くのではないかと予想しました。果たしてどうなるでしょうか?
再生栽培18日目

この日から3回目の再生栽培を始めました。3回目の再生栽培は上手く行かない事も多いらしいので、前回の収穫時に少し葉を多めに残しておきました。育ちすぎてあまりおいしくなかったから多めに残してしまったというのもあるのですが…。


ハイポネックスありの方も水のみの方も葉の色つやは悪くないですし、根もこの通りびっしり張っていてカビや藻が生えたりもしていないので、もう一回再生してくれそうです!
再生栽培20日目

やはり3回目の再生速度はかなり遅いです。そんな中でも心なしかハイポネックスありの方が成長が早い感じです。もともと蓄えていた栄養はかなり使ってしまっているはずですから、肥料を与えている効果が出ているのかもしれません。
再生栽培24日目
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この辺りから2回目の再生栽培の時と同様にハイポネックスのあるなしで差が大きくなってきました。


上から見るとこんな感じで、ハイポネックスありの方が長く育ってる茎の量が明らかに多くなっています。水のみの株も元気に育ってますが、ハイポネックスありの方がより大きく育っている感じです。
再生栽培27日目

ここ数日新潟は季節外れの暖かさだっただめ豆苗も一気に成長、ご覧の通りすごいボリュームになりました!

上から見るとこんな感じです。水のみの株も大きくなりましたが、それ以上にハイポネックスありの株の育ち方が凄い! 2回目の再生栽培の時よりもさらに2つの株の成長度合いの差が大きくなりました。

ハイポネックスありの株はこんな感じで再生3回目にも関わらずすごい勢いがあります。しかし茎は最初に比べるとかなり細くなっており、美味しく食べられるのはここまでといった感じでしょうか。

水だけの株も元気です。こちらもハイポネックスありの株と同様、茎がかなり細くなっています。こちらもおいしく食べられるのはここまでといった感じです。

この日豆苗を収穫して食べました。これ以上再生してもひょろひょろの細い茎しか生えて来なさそうなので、この株の再生栽培をこの日で終了する事にしました。約1ヶ月間ありがとう!
豆苗再生栽培3回目のまとめ
3回目の豆苗再生はハイポネックスのあるなしで生育に大きく差が出る! ハイポネックスの影響がより大きくなり、与えた方が明らかに大きく成長する。
まとめ:結局、ハイポネックスは効果あるの?
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私の豆苗栽培の結果と結論
私が約1ヶ月間、ハイポネックスを与えた豆苗と水のみ与えた豆苗を育てて比べた結果は…
- 1回目の再生栽培ではハイポネックスを与えても効果があまり見られない。
- 2回目の再生栽培ではハイポネックスを与えると、水のみの時と比べて豆苗を大きく成長させる事が出来る。
- 3回目の再生栽培ではハイポネックスを与えるとさらに豆苗を大きく成長させる事ができる。
という結果になりました。
この結果を踏まえた私の結論はハイポネックスは2回目以降の再生栽培で使うと効果がある、です。
おそらく、再生栽培を繰り返すにつれて豆苗の豆の部分に蓄えられた栄養が消耗していく為、ハイポネックスで成長のための栄養を補ってあげる事の効果が大きくなると推測できます。
また1回目の再生栽培では豆の部分にまだ十分な栄養が蓄えられている為、ハイポネックスを与えてもあまり効果がないと推測できます。以上の事から、私はハイポネックスは2回目の再生栽培から使い始めるのが効果的だと感じました。
費用について
私は1回あたり約0.1mlのハイポネックス原液を豆苗に与えましたが、この量だと1回あたりの値段は約0.1円強(※1)、10日与えて約1円です。今回27日間の栽培でかかった肥料代は約3円という事になります。
※1…この記事を作製した時点のハイポネックス原液の価格(450mlで500円)で計算しています。
3円の費用をかける事をどう見るかですが、私は費用をかける事で豆苗の収穫量が多くなるメリットの方が大きいと感じましたので、今後豆苗の再生栽培を行う際は必ずハイポネックスを与えます。皆さんはどうお感じでしょうか? ぜひコメント欄でご意見を聞かせて下さい!
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豆苗再生にハイポネックスを使う事について私の結論
・ハイポネックスは2回目以降の再生栽培に使うと効果が大きい。
・1回あたり約0.1円と費用もリーズナブルなので、今後も使いたい!
今回使用した商品
豆苗の水耕栽培専用プランターです。ザル付きで水を交換するのが楽チンです。育てて食べられる豆苗の栽培に挑戦してみませんか。
豆苗プランターを使った水耕栽培でも、プランターや鉢での土植えでも使える便利な液体肥料です。今回はこれを約2000倍に薄めたものを豆苗に与えました。
私のおすすめ ハイポネックス原液
豆苗プランターを使った水耕栽培でも、プランターや鉢での土植えでも使える便利な液体肥料です。植物の健全な生育に必要な15種類の栄養素をバランス良く配合しており、植物の花や実つき・花色・葉色を良くしてくれます。薄めて使う原液が経済的で特におすすめです。
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