バラの種が発芽しました
実生バラを育てるのにチャレンジしています。先日まいたバラの種が無事発芽したのでその様子をお伝えします。バラの種が発芽するまでの積算温度の目安もご紹介します。
4月も下旬になり新潟県も暖かくなってきました。今年は5月から高温傾向の予報で、早く暖かくなってくれるのは良いのですが、昨年のように暑い時期が非常に長くなるのはちょっとな…と感じています。
私は今年バラを種から育てる事にチャレンジしているのですが、先日無事発芽する株が出て来ました。その時の記事はこちら。
実生バラを育てるのにチャレンジしています。先日まいたバラの種が無事発芽したのでその様子をお伝えします。バラの種が発芽するまでの積算温度の目安もご紹介します。
4月になって実生バラは続々と発芽し大きく成長してくれました。今回は前回の記事の続き、私の実生バラの4月の様子をお伝えします。
この日は種をまいてから20日目でした。種まきからの積算温度は175℃程度になりました。種まきポットの様子はこんな感じです。
※積算温度…積算温度とは、植物が成長するために必要な温度の合計値のことです。具体的には、1日の平均気温を足し算していき、一定の温度に達したときに、発芽・開花・収穫などの生育ステージに達するという考え方です。私のサイトでは地域別で積算温度を調べる事のできるツールを公開していますので、生育を予想するのにぜひ使ってみて下さい。
完全無料で使えます!野菜・果物・花の生育管理や収穫時期の予測に使われる「積算温度」を計算できるツールです。期間と場所を選ぶだけで積算温度を簡単計算! 園芸の作業計画を立てる時に便利です。
「B」のタグの発芽したバラたちは順調に成長しています。
またこの日、「B」のタグを付けた種まきポットで動きのなかったものからも発芽している事を確認しました!
このように、「B」のタグを付けた種は順調に発芽しています。
一方「A」のタグを付けたポットはこの日もまったく動きはありませんでした。
取りまきにした株も今のところ順調です。
こっちの株は、葉っぱにまだ種の皮が付いていてかわいい!
この日で種をまいてから26日が経過しました。種まきからの積算温度は243℃程度になりました。この日はあいにくの雨、種まきポットの様子はこんな感じです。
人間にとってはあいにくの雨でもバラにとっては恵みの雨、発芽した株は順調に成長しています。
実生バラを育て始めて初めて知ったのですが、バラは種の皮が被ったままになる株が結構多いです。
この株がまさに種の皮を被ったままの状態です。アサガオの種まき時にもよく見られる現象ですが、バラはアサガオに比べてもこうなる事が多い気がします。
この日はちょうど雨降りで皮が湿って柔らかくなっていたため、ピンセットで皮を取り除きました。
これでよし、無事皮を取り除くことが出来ました!
もう一つ、赤丸の部分の株の皮も取ろうとしたのですが、こちらは皮がガッチリくっついていて、ピンセットで取ろうとすると株ごと持ち上がってしまうため取るのを断念しました。
この種まきポットに生えている株、左側手前のものは順調に大きくなっているのですが、奥の小さな株と右側手前の種の付いた株の生育状況が悪く、ちょっと心配になっています。
この日で種をまいてから35日が経過しました。種まきからの積算温度は362℃程度になりました。種まきポットの様子ですがこんな感じで、かなりにぎやかな感じになってきました!
最初の方に発芽した株はかなり大きくなってきました!
遅れて発芽した株も順調に成長しています。
ただ残念なことに先日皮が取れなかった株と、同じポットにいた生育の悪い株が枯れ始めてきました。実生バラは難しいと聞いていましたが本当ですね…。
また「A」のタグを付けたポットについては芽が出てくる気配がまったくありません。こっちは全滅かもしれないです。種の状態がイマイチだったせいなのか…バラは本当に難しい!
この日で種まきから42日が経過、積算温度は461℃程度になりました。この日の種まきポットの様子がこちら!
ご覧の通り順調に大きくなり、かなり立派になってきました!
この実生バラたちなのですが、なんとなくですが種類が2種類あるようで…
これらの、比較的早く発芽した株と…
これらの遅く発芽した株で、葉っぱの形が明らかに違う気がしています。早く発芽した株は葉っぱが細長いのに対して、遅く発芽した株は葉っぱが比較的丸い感じです。
もう少し大きくならないと真相は分かりませんが、ひょっとしたら私の実生バラは2種類いるかもしれないです。これからの観察の楽しみがまた一つ増えた感じです。
「A」の株はこの日まで全く動きなし。こっちはどうやら全滅のようです、残念…
また取りまきにした株ですがここまで大きくなりました! こっちも順調に育ってくれています。
葉の形からして、この株は種まきポットで早く発芽した株と同じ種類だと予想しています。どんな風に育つのか、どんな花を咲かせてくれるのか、これからが楽しみです!
ここまでの私の実生バラの発芽率ですが…
また種まきからの積算温度が200℃を超えたあたりで大半の株が発芽する様です。
いろいろなWebサイトでバラの発芽率は5%程度だと紹介されていたのでそれに比べれば高い発芽率になりましたが、やはりバラの発芽率は非常に低いと実感しています。
種をまいたのに発芽しない株がこんなに多いのは初めての経験です。発芽率ほぼ100%のアサガオやどんぐりに比べたらとても難易度の高い植物だと感じています。楽しいですが難しい!
私の実生バラの発芽率は約32%でした! 結構頑張ったと思うのですがどうでしょう?
またバラは種まきから積算温度が200℃くらいになると大半の株が発芽する様です。
水抜き穴がたくさん空いていますので植物へのストレスを軽減し、良く育ちます。扱い易いつば付き形状を採用。
安全な初期発根を促すため、肥料成分を加えていません。病原菌が侵入した場合、その繁殖を抑制するためにpHは弱酸性に調整してあります。
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種から育てた実生バラを作るのに挑戦しています。バラはあまり種から育てるという事をしないらしいのですが、あえて種から育てて立派な花を咲かせるのが目標です。育成の様子は以下からご覧いただけます。
厄介なアブラムシなどの害虫対策におすすめ!土にばらまくだけで簡単に使えます。根から植物に吸収される浸透移行性の殺虫成分を2種類配合しており、植物全体を害虫から守る予防的効果が長く続きます。
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