みかんに付いたコナジラミを駆除しました
この日の新潟は曇り空。寒くなって来たのでみかんの鉢を室内に入れる事にしました。その時に鉢の様子を確認したらコナジラミが葉の裏に大量に付いていたので駆除する事にしました。
5月の終わり頃からみかんの鉢の周りに細かい白い羽虫が飛び回る様になりました。この羽虫の正体はコナジラミ。放置しておくと葉の色が悪くなったり、病気を媒介したりする厄介な害虫です。今回はコナジラミ駆除で私が試して効果があったものをご紹介します。
夏も近づいてきた5月の終わり頃、私のみかんの鉢はこんな感じで新しい葉を付け始めました。また実が生る気配はないですが、順調に大きくなっています。
しかしこの所、鉢植えに近づくと白い虫が飛び回るのが気になっていました。さらにこの日、葉の表面になにやら赤い虫がいました。
ルーペで拡大するとこんな感じの虫でした。
調べた所これはタカラダニという虫で無害だそう。6月~7月によく見られる虫だとの事で、ちょっと気持ち悪いですが害はないとの事で放置する事にしました。
ただ白い虫が飛び回っているのが気になっていたので、この日は念入りに葉の裏をチェックしてみました。すると…
鉢の周りを飛び回ってた白い羽虫がたくさんいる! 葉の裏にいたのか!
この虫もルーペで拡大するとこんな感じでした。
拡大してハッキリしました。こいつは間違いなくコナジラミです。昨年の晩秋にこの鉢を室内に取り込む前に卵をしっかり除去したと思っていたのですが、どうやら取り切れていなかったようです。その際の記事はこちら。
この日の新潟は曇り空。寒くなって来たのでみかんの鉢を室内に入れる事にしました。その時に鉢の様子を確認したらコナジラミが葉の裏に大量に付いていたので駆除する事にしました。
株全体の葉の裏を確認するとコナジラミがあちらにもこちらにもいて、気づかないうちに大量発生してしまった様です。このままにはしておけないので早速駆除する事にしました。
まずはコナジラミを物理的に捕まえて駆除する事にしました。ただ相手は小さい羽虫なので素手で捕まえるのが困難です。そこでこれを使う事にしました。
物の仮止めなどに使う養生用テープです。すぐにはがせるように粘着力が弱くなっている事を利用して、これでコナジラミを捕まえます。ペタペタ張ったり剥がしたりするだけなので、葉を傷める心配も少ないです。
接着力が良くのり残りの少ないテープです。植物に付いた細かい虫を捕殺する時にも便利です。
早速作業開始です。葉に止まっているコナジラミを…
養生テープで捕まえます!
見事捕まえる事ができました! 粘着力が弱いので剥がした時にみかんの葉を傷付ける事もありません。
他の葉にいるコナジラミも同じ要領でどんどん捕まえていきます。一週間ほどこんな調子で養生テープによる捕殺を繰り返したのですが…
一週間続けてもコナジラミが減る気配はなく、我が物顔でみかんの周りを飛び回っています。毎日念入りに駆除しているつもりだったのですが、それ以上に繁殖するペースが早いようで全く効果が出ている気がしません。悔しい!
早い段階で気づいていれば捕殺で根こそぎに出来たのでしょうが、私のみかんの鉢は残念ながらもう捕殺で駆除できる段階ではない様です。そこで次の手段を取る事にしました。
物理的な駆除が出来ないなら薬剤散布で対応だ! という事でコナジラミに効果のある農薬を探してきました。いろんな種類の農薬があったのですが今回は…
こちらの「アーリーセーフ」という薬を使ってみる事にしました。有効成分が天然物(ヤシ油)由来で、収穫前日まで何度でも使えるとの事です。
オーガニック栽培にも使えるとの事で、安全性が高そうに感じたのが今回これを選んだ理由です。
野菜類やハーブのハダニ、アブラムシ、コナジラミ、うどんこ病の防除に効果的です。天然物(ヤシ油)由来の有効成分で、有機JAS規格(オーガニック栽培)で使用可能です。
まあ、我が家のみかんはまだ実が付かないので安全性とか収穫とかについて気にする必要はないのですが…
早速薬を使うための準備をします。アーリーセーフはコナジラミに使う場合、300倍に希釈して使います。私のみかんは1本だけなので、とりあえず希釈後の薬剤を300ml作る事にしました。計量カップでアーリーセーフを1ml計量します。
約300mlの水に先ほどのアーリーセーフを入れてよく混ぜ合わせます。農薬を希釈する時は空のペットボトルを使うのが便利でおすすめです。
希釈したアーリーセーフを霧吹きに入れて準備完了です! この日は風のない晴れた日だったので絶好の薬剤散布日和でした。
私のサイトにはこのように希釈する農薬を使う時に、希釈倍率と欲しい出来上がりの量を入力するだけで、薬剤と水をどのくらい用意すればよいかを簡単に計算できるツールがあります。こちらもぜひ使ってみて下さい。
プランター園芸に付き物の、肥料や農薬などを希釈したい時に便利!できあがりの液量と希釈倍率を入力するだけで必要な原液と水の量を簡単に計算できるツールです。
薬剤の準備もできたので早速使います。株全体にまんべんなく薬剤をスプレーしていきます。
農薬を使う際は薬剤が葉からしたたり落ちるくらいたっぷりかけるのが大事なポイントです! また農薬を使う際はかならず手袋・ゴーグルをしましょう。
コナジラミがいる葉の裏にもたっぷり薬剤をスプレーします。
この調子で株全体にまんべんなく薬剤をスプレーしました。アーリーセーフは無臭なのもいいですね。臭いで近所に迷惑をかける事がないので使いやすいです。
希釈した農薬は日持ちしないので、その日のうちに必ず使い切りましょう。私はこんな感じで株全体から薬剤がしたたるくらいスプレーしました。これで薬剤散布は完了、果たしてコナジラミを駆除する事は出来たのでしょうか?
薬剤散布した翌日、みかんの木を見に行ってみると…
写真だと分からないですが、株に近づいてもコナジラミが飛んできません。これは効果があったかも!
見た所葉の表面にはコナジラミはいません。葉の裏もチェックします。
葉の裏にもいない! 念のため他の葉も確認します。
あ、コナジラミがいた。こいつは即捕殺しました。
さすがに1回の散布で100%駆除とはいきませんでしたが、この日にいたコナジラミはこれだけで、薬剤散布前に比べて数が激減しました。その後一週間ほど様子を見ましたが…
散布後2~3日は少しコナジラミの姿を確認したものの、見つけたものを捕殺している内にコナジラミは全く出なくなりました。
葉の裏にも…
もうコナジラミはいません!
「アーリーセーフ」のおかげで私のみかんの鉢から無事コナジラミを駆除する事が出来ました。これは凄い効き目! コナジラミに悩まされている方にはこの薬が本当にオススメです。
悩みのタネが消えて良かった! と思いながらみかんの木を眺めていたら…
みかんの葉に昨日まではなかったこんなものが! アゲハ蝶が卵を産み付けて行った模様。どうやら今度はアゲハ蝶との戦いの火ぶたが切って落とされたようです…。
接着力が良くのり残りの少ないテープです。植物に付いた細かい虫を捕殺する時にも便利です。
野菜類やハーブのハダニ、アブラムシ、コナジラミ、うどんこ病の防除に効果的です。天然物(ヤシ油)由来の有効成分で、有機JAS規格(オーガニック栽培)で使用可能です。
厄介なアブラムシなどの害虫対策におすすめ!土にばらまくだけで簡単に使えます。根から植物に吸収される浸透移行性の殺虫成分を2種類配合しており、植物全体を害虫から守る予防的効果が長く続きます。
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